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まるでダメなヲタクによるヲタクな活動とちょっとした日常
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Posted by - 2025.02.13,Thu
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Posted by 揚羽 - 2007.06.23,Sat
今日は学校を終えてからずっと本を読んでいました。
読んだのは私が敬愛する小説家、京極夏彦さんの最新刊、
『前巷説百物語』
最新と言っても出たのはしばらく前ですが(汗)
ホントは発売されたらすぐに買いたかったんですけどね。
如何せん、学生にとってハードカバーの本は高くてなかなか買うには勇気が必要。
なので学校の図書室が入れてくれるのを待っていたんです。
そしてとうとうその本が!
並んでいるの見つけて即行借りました。

その感想。
とりあえず、又市さんが青い(笑)
巷説シリーズでは常に達観しているような又市さんにも、ちゃんと若いときの青臭さや葛藤があったんだな、と。やっぱりどんなに達観してても人は人なんだ、と思えました。
男色の痴情のもつれなんかもあったり(´艸`)
1作目の『巷説百物語』は淡々としてましたけど、4作目のこれはそれよりもう少し人間味がありました。でも、最後の話は哀しかったです。思わず涙がじわりと出てしまいました。

巷説シリーズはどの巻もそうですが、最後はやっぱりしんみりとした気持ちになります。『帷子辻』の話は特に。『嗤う伊右衛門』読んであるとよけいにそう感じます。あれも愛しくて哀しい、そんな話でしたからね…。

でも『続巷説百物語』は暗い話が多いので、何度も読み返す気が起きにくいですね。
それでも3回以上読み返しましたけど。


京極さんの著書を読んでいると、現実に帰った時、ぼうっとする事が多いです。
本の世界に入り込んで、まるで自分がそれの登場人物になったかのような錯覚。
今回みたいに舞台が江戸で、そこで色々な人達の辛さや哀しみを本で体験して、読み終わって意識が日常へ戻るけど心はまだ遥か昔の江戸に飛んでいる。
そこでぼうっとなる訳です。
意識と心が統一されていない状態ですね。
でもその感覚が心地よかったりする。
もちろん他の本でもそうなりますが、京極さんの本が一番強い。
だから読書は止められないんですよ、きっと。


今日はそんな読書の話で締めくくります。
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